小説もどき…？

「イーシェルティティの少年」

とにかく思いついた変な話です。
最初のプロローグ的な話しか書きませんけど(笑)

異世界イーシェルティティ。
この世界にある物は巨大図書館。
貸し出しするわけではないから巨大書庫だろうか。
本当に稀に人が来る程度。

しかし、名前は「イーシェルティティ大図書館」…。

この世界、つまり図書館を管理するのは…。

とても頼りない15の少年。
その周りで活動する妖精。

「ちょっと管理人！　扱い酷い～！」
ツインテールの元気な子はラズベル。
「主に対しての口の聞き方がなっていませんわラズベル！」
ふわふわロングなのはお嬢様風のクラウベル。
「………仕事しろ」
くせっ毛ショートの口数少ない子はストロベル。
「とりあえず俺が行くからいいよ…」
ポニーテールは唯一の男の子ブルベル。

それらをまとめる頼りない少年。

「はいはい、とりあえずみなさん頼んだもの一人100冊！　お願いしますよ？」

丸っこいショートのフェルマーテ、通称フェル。
呼ばれ方は管理人、主、フェルのどれか。
ちなみに体力は全く無し。


たったこれだけの人＋妖精だけで管理するは何億物書物。
童話もあれば歴史もある。
真っ白な本も何万とある。

この世界はあらゆる異世界の記録を管理する場所。
何故こんな少年が管理しているのかは、抜擢した人以外知らないだろう。
しかし、15歳という年齢はあくまでこの世界での話し。
他世界へ行けば何百になるかもしれない、何万かもしれない。
この世界の一年が果てしなく長いことだけは一つ言っておこうか。


「さぁ、みなさん働きますよ♪」
「はーい！」
「わかりましたわ！」
「了解…」
「おう！」


この静かでとても暇な空間で、彼等は今日は何をするのだろうか。
誰もいないのだから忙しくは無いはずだ。
しかし、忙しそうに妖精たちは動き回る。
次から次へと本を持ってきてはその倍の量は積み上げられた本を棚へ戻していく。
フェルマーテはひたすら本に目を通す、新たに書き加えたり修正したり。
基本毎日こんなところ。

それでも今日も、広々としているのにとても窮屈な空間は、とても賑やかである。

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本がたくさんある場所で管理する話を書いてみたいなと思ってました。
考えてみると、かなり設定めんどくさい事になってます(笑)