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基本は「ゼロ」と名乗ってます。
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一応物書きしております。
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月影少女レイリアです。

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RTのレイリアと翼の話。
ちなみに二人ともCOSからの移住者設定。
RTとなんら変わりない特徴が(詩)があるから気にしない・・・(笑)

なので必然的に私が出てくる(泣)

注:お話のゼロと私を混同しないようにしましょう。
  混同してしまうと私が妄想ナルシストになる危険があります(汗)


ということで、続きからどうぞ。。。


あれから何千という時を生きた。
そして数々の事を知った。
というより、数々の事を知ったのはつい最近だろうか。
それまでの無駄な時間を、変えることはできない。
私の過ちと犠牲は計り知れない。
それでも私は今までとは別の世界で生きている。
これからもずっと変わらず生きていくのだろう。


「レイリア、起きてる?」
翼の扉越しの声で目が覚める。
夢を見ていたためか、少しだけまだ夢なのかと錯覚がある。
それでも彼女は起き上がる。
「・・・今起きた」
「そっか」

部屋から出て下の階へと下りると・・・。

何だか静かだ。

「・・・ゼロは?」
「ん? たまには森の外にも出たいんじゃない?」
「つまり出かけたのか」
珍しく一人で何処かに行った様子。
少し息を吐くと、椅子に腰掛けた。
翼も同じく。
アルリアは買出しのようだ。

「二人は久しぶりかな」
翼がぽつりという。
「今までずっと一人で、その後はずっと二人だったのにな」
レイリアもぽつり。
彼女達は互いにすれ違い続けていた。
あの時から、彼女の望む世界は歪んでしまったから。
それを翼は拒絶し、「ヒト」と共に彼女を止めた。
それからはずっと二人。

それが、今ではわざわざ元いた場所から離れ、こんなとこにいる。

とある少女を追いかけるために。

そして全てが終わった今、ようやく彼女達の時が流れ出した。
当たり前だけど、とても遠い事だった。
「こうやってのんびりするのはいつぶりだろ」
「ざっと・・・・・・・・・・千百・・・」
「気が遠くなりそうだからいいや・・・」
翼が遠い目をした。
レイリアはクスリと笑う。
彼女の笑顔が戻ったのも最近のこと・・・。

「時間に縛られ続けた日々が懐かしいくらいだ」
「こんなに自由に生きるって、夢みたいだな」
二人にとって今までの時間は巨大な鳥籠の中の時間。
その重い扉を開け放った二人を止めるものはいなかった。


『二人の望んだ世界は・・・私達がきっと守り抜く』
『神子とか、女神とか、星神とかじゃなくて、普通にヒトとして生きれる世界にするよ』

あの二人は意図も簡単に言った。
あの少女と少年、そしてその周りのもの・・・。
彼らならできる、だから二人は旅に出たのだ。
少女を探す長い長い異次元巡りのたびを。


「俺達はどうして普通のヒトじゃなかったんだろう」
「そんなの考えても始まらないだろ」
「だけどさ・・・」
翼は言いかけて止めた。
そして椅子から飛ぶように下りる。
「外、行こうよ!」
「・・・?」



泉の近くまで来た。
翼が両手を伸ばす。
光が集まり、それは形となる。
純白のバイオリン。
「歌おう! 奏でよう! 俺らの交響曲!」
満面の笑みで翼はレイリアに言った。
突然すぎて不思議だった。
しかし、今は気にしないことにした。
少し微笑むと、背中合わせに立った。




「今日は森が賑やかですね、アルリア」
「そうですね、愉快です」
ゼロとアルリアは森に入らずに座っていた。
響き渡るこの音を長く聴くために。


「笑顔ある場所に光あり・・・ですね」


言葉通り、光が森を優しく包む・・・。



Fin



ぐだぐだですいません(泣)
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