プロフィール
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ゼクティロス
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女性
趣味:
小説読み書き・絵描き
自己紹介:
基本は「ゼロ」と名乗ってます。
針子志望の学生です。
現在高音域に挑戦してます。(えっ)
悲鳴に近い声が響き渡ってます。(…)
一応物書きしております。
ジャンルはファンタジー中心。
よろしければご覧ください。
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そしてボクらは夢という鳥籠の中…
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月影少女と星神少女、会話付き版。
ということでほとんどCOSですかね?
・・・そういうのは本編がそこまで言ったらにしろとか無しで。
そんな事言われたら何年後かわからないじゃないですか!(マテ)
まあ気にしず読んでください、気にしず(黒笑)
短いか長いかはこのさい措いときましょうか・・・(短編じゃないの?)
泣くことがつらいことは誰でもわかる。
けれど、これほど辛い物なのか?
私だけなのだろうか。
普段は決して泣かない、泣けない。
悲しみが押し寄せても涙が出ない。
私の涙はとっくに枯れてしまったんだとも思った。
「泣くなよ・・・俺はいつも傍にいるよ・・・」
その時泣いていたのに気付いたのはお前の言葉。
私が泣いている。
泣いていた。
気付かないほど、私は泣くということを覚えていなかったのかもしれない。
泣くときは辛い時と嬉しい時と飛鳥姉は言った。
嬉しくない、ただただ、辛いだけ。
辛いだけなら、私は二度と泣くことはないだろう。
私は確かに苦しかった、辛かった、痛かった。
けれど、お前のほうがよっぽど苦しく、辛く、痛いはずなのに・・・。
お前は確かに笑っていた。
消え入りそうな声で私に話しかけた。
「きっと、また会える」
死んだ人間には二度と会えない。
じゃあお前は死なないのか?
何処かにまだ、いるのか?
「さようなら」
別れの言葉は嫌いだ。
いつも、二度と会えなくなる。
そして、お前は空へと帰っていった・・・。
気が付けば目が覚めていた。
もう朝だ。
私からすれば大きいが、木としてはまだまだ小さいこのエルの木。
凭れ掛かって寝ていた。
そういえば、そのままここで寝たっけな・・・。
足が重い。
視線を落とせば、しどが思いっきり人の足を枕にしている。
すやすやと眠っている。
このまま措いていってやろうかとも考えたのに、これじゃ措いていけない。
思わず溜息が出る。
そして舌打ちをした。
どうやら起きたらしい。
目を擦りながら、足から頭をどかして座った。
まだ少し寝ぼけているようだ。
・・・・・・・措いていってみるか。
私は立ち上がり、速めに歩き出した。
無論、慌ててしどが立ち上がる。
ただ、しどの身長からすれば既に結構離れていると思うだろう。
あ、走り出した。
・・・そんなに走ると。
やっぱり転びやが・・・って、ここ丘の上だから坂!
「・・・・・・・・チッ!!!」
思わずしゃがんで受け止めた。
勢い欲後ろへと倒れる。
少し滑り落ちたところで止まった。
しっかりとしどを抱えて。
何やってるんだろうな・・・。
我ながらかなり呆れる。
見過ごすことも走り去ることもできた。
しなかった。
結局こいつのペース。
「はぁ・・・」
溜息が出る。
しどが顔を上げる。
いつもの無表情・・・。
かと思うと、笑った。
「レイリア、つかまえたー!」
そういえば、最近表情を覚えたっけな。
言葉も知らないうちに話すのか。
・・・私はこいつの母親か?
不機嫌だ。
しどはまた無表情、私の様子を伺う。
私は不機嫌な顔で睨み返す。
いい加減に恐怖を覚えろ。
目の色は・・・変わらない。
本気で機嫌が悪いわけではないのか・・・。
私は・・・こいつのせいでいろいろ変わったのだろうか。
「う?」
とうとうしどが声を出す。
見るのを止めて未だに人の上に乗っているしどをどかして起き上がる。
しども立つ。
私は結構滑り落ちてきた丘をまた下る。
しども追いかける。
きっとまた、距離は離れている。
止まって、振り返る。
やっぱり、小走りしているのがわかる。
転ぶから・・・。
奇跡的に無事に私の元へ来た。
私はやっぱり不機嫌な顔をしているだろう。
それでも、しどの手を握って。
再び歩き出すのだ。
また会えるという、小さな約束を信じて。
お前がこの世界へと残した、この限りなく頼りない・・・。
小さな小さな星神と共に。
~彼女は再び少年に会うために
少女は彼女を導くために~
Fin・・・
あとがきは・・・あえてさぼります(オイ)
けれど、これほど辛い物なのか?
私だけなのだろうか。
普段は決して泣かない、泣けない。
悲しみが押し寄せても涙が出ない。
私の涙はとっくに枯れてしまったんだとも思った。
「泣くなよ・・・俺はいつも傍にいるよ・・・」
その時泣いていたのに気付いたのはお前の言葉。
私が泣いている。
泣いていた。
気付かないほど、私は泣くということを覚えていなかったのかもしれない。
泣くときは辛い時と嬉しい時と飛鳥姉は言った。
嬉しくない、ただただ、辛いだけ。
辛いだけなら、私は二度と泣くことはないだろう。
私は確かに苦しかった、辛かった、痛かった。
けれど、お前のほうがよっぽど苦しく、辛く、痛いはずなのに・・・。
お前は確かに笑っていた。
消え入りそうな声で私に話しかけた。
「きっと、また会える」
死んだ人間には二度と会えない。
じゃあお前は死なないのか?
何処かにまだ、いるのか?
「さようなら」
別れの言葉は嫌いだ。
いつも、二度と会えなくなる。
そして、お前は空へと帰っていった・・・。
気が付けば目が覚めていた。
もう朝だ。
私からすれば大きいが、木としてはまだまだ小さいこのエルの木。
凭れ掛かって寝ていた。
そういえば、そのままここで寝たっけな・・・。
足が重い。
視線を落とせば、しどが思いっきり人の足を枕にしている。
すやすやと眠っている。
このまま措いていってやろうかとも考えたのに、これじゃ措いていけない。
思わず溜息が出る。
そして舌打ちをした。
どうやら起きたらしい。
目を擦りながら、足から頭をどかして座った。
まだ少し寝ぼけているようだ。
・・・・・・・措いていってみるか。
私は立ち上がり、速めに歩き出した。
無論、慌ててしどが立ち上がる。
ただ、しどの身長からすれば既に結構離れていると思うだろう。
あ、走り出した。
・・・そんなに走ると。
やっぱり転びやが・・・って、ここ丘の上だから坂!
「・・・・・・・・チッ!!!」
思わずしゃがんで受け止めた。
勢い欲後ろへと倒れる。
少し滑り落ちたところで止まった。
しっかりとしどを抱えて。
何やってるんだろうな・・・。
我ながらかなり呆れる。
見過ごすことも走り去ることもできた。
しなかった。
結局こいつのペース。
「はぁ・・・」
溜息が出る。
しどが顔を上げる。
いつもの無表情・・・。
かと思うと、笑った。
「レイリア、つかまえたー!」
そういえば、最近表情を覚えたっけな。
言葉も知らないうちに話すのか。
・・・私はこいつの母親か?
不機嫌だ。
しどはまた無表情、私の様子を伺う。
私は不機嫌な顔で睨み返す。
いい加減に恐怖を覚えろ。
目の色は・・・変わらない。
本気で機嫌が悪いわけではないのか・・・。
私は・・・こいつのせいでいろいろ変わったのだろうか。
「う?」
とうとうしどが声を出す。
見るのを止めて未だに人の上に乗っているしどをどかして起き上がる。
しども立つ。
私は結構滑り落ちてきた丘をまた下る。
しども追いかける。
きっとまた、距離は離れている。
止まって、振り返る。
やっぱり、小走りしているのがわかる。
転ぶから・・・。
奇跡的に無事に私の元へ来た。
私はやっぱり不機嫌な顔をしているだろう。
それでも、しどの手を握って。
再び歩き出すのだ。
また会えるという、小さな約束を信じて。
お前がこの世界へと残した、この限りなく頼りない・・・。
小さな小さな星神と共に。
~彼女は再び少年に会うために
少女は彼女を導くために~
Fin・・・
あとがきは・・・あえてさぼります(オイ)
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