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昨日書いた「君がいた物語~白い子と黒い子~」の個別話。

白い子と黒い子休憩中な話です。

続きからどうぞ。

物語シリーズもまとめてHPに載せたいですね~。
昨日書いたのは意味が分かるように修正する予定ですが・・・。
話の内容というか展開が急すぎて不明ですし(泣)

あ、今度こそ続きから・・・(汗)


のんびり物語~歌う子と寝る子~


白い子と、黒い子。
今、何にもない、ただ草原が広がる場所にいます。
周りを見ても草、くさ、クサ・・・。
地平線が見えても草だらけ。
そんな場所で二人は休憩中です。

寝転がって、空を見上げます。

雲がゆっくり、ゆっくり流れていきます。

白い子はそれを楽しそうに眺めています。
黒い子はそれを眠そうに眺めています。

白い子は上半身だけ体を起こしました。
黒い子は寝転がりながら横目で見ます。
黒い子は起き上がる気力がありません。
夢の世界が、近くまで来ています。

そんなことは気にはせず、白い子は歌いだしました。

それはララバイ・・・子守唄。
ただ、とても眠くなるような歌ではありませんでした。
聞き入るような、とても綺麗な歌です。
黒い子は、耳を傾けて目を瞑ります。


聴こえる音、懐かしき音
夢誘いし、君の音色
それは懐かしく、儚く
遠く遠く、響いてゆく
耳済ませて、体を委ねよ
目覚めるは、夢幻想の中
今は唯、静なる世界を
記憶と共に、奥深く静めたまえ


歌う、謳う、謡う。
同じ発音、同じ言葉、違う意味。
白い子は笑いながら歌います。

横からは・・・安らかな吐息が聞こえます。
白い子は黒い子を見て笑います。
黒い子は気付かず無防備で寝ています。
頬をつついても、すやすやと寝ています。
魔物はここにはいません。
この静かな場所に二人だけ。

再び白い子が黒い子を見たとき、黒い子はもういませんでした。
白い子は立ち上がります。
そしてふわぁ~っと一つあくびをしました。
そのまま重力に任せて後ろに倒れます。


白い子も、この場所からいなくなってしまいました。

それと同時に、この草原は形をなくしました。


さぁ、目覚めの時です。

白い子も、黒い子も、夢から覚めます。


そして今日も、二人一緒に旅を続けます。


Fin


――――――――――――――――

草原は夢の世界だったのです。
もともとが少し変わった存在なので、夢と現実の区別が付きます。
夢の世界で眠ることは、夢の終わりと同じです。
再びその限りない草原の夢が訪れるのは0に近いです。
しかし、二人の力を持ってすれば簡単に夢を選択できます。
・・・白い子と黒い子、結構面白いです(笑)

イラスト載せれたらいいです。。。
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