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結構大変です。
ネタ切れ早いですl。
そして私は特に早いです・・・。
あまりにないので思わずアリプロ歌いました・・・。

友達に聴かせる歌じゃないですよね~(汗)

そういえば翼ちゃんがいたみたいですけど会いませんでしたねぇ・・・。
歌聴かれてたら大変大変・・・(別にいいのですが)
ただネタにされていじられるので注意が必要です!


本日兄の誕生日。
結局プレゼントは何故かハムスター。
地味に気に入っている模様です(笑)
ジャンガリアンって小さくて可愛いですよね~。
犬まで夢中で覗いていました。

名前は決まっておりません。
しかし、何故か親が「ちくわ」と呼んでいます。
「シャア」とか「グフ」とか「アッガイ」になるよりはましですよね・・・(汗)
兄が決めたらハムスターの名前こんなのばっかり。
私は小さいので「そら」がいいと思ったんですけど・・・(あっ)

ちなみにオス(のはず)です。
名前いいのないですかね~。

と言うことで続きにお話書きます(だからどういう理由だ)



・・・君がいた物語~白い子と黒い子~・・・

君がいた物語


この世界で、一つの体を共有する少女がいました。

白い子と、黒い子。

彼女達は双子のようにそっくりです。
しかし、別々の体がありません。
一つの体に生まれた二人の人格なのです。
しかし、二重人格ではありません。
誰しも、自分の中に表の顔と裏の顔があるように、彼女達も表と裏なのです。
表の白い子、裏の黒い子。

彼女達は正反対です。
白い子はとても優しい子です。
癒しの魔法が得意で、温暖な子です。
明るい赤い髪が特徴的です。
黒い子はとても強い子です。
槍を使うのが上手で、クールな子です。
黒交じりの紅い髪が特徴的です。

彼女達は、どちらが表に出ていても話すことができます。
心の中で大人しくしているもう一人の子と話せるのです。
一人じゃありません、いつも二人なのです。
一人の体で旅をしていても、二人で旅をしているのです。

彼女達は二人だけど一人、一人だけの二人です。
白い子がふらふらで倒れそうでも、黒い子には関係ありません。
黒い子が傷を負っても、白い子には影響がありません。
どちらかが表に出ている間は、どちらかが世界から存在できなくなるのです。

白い子はいつも黒い子を心配しています。
無茶な戦闘をして傷つく黒い子に、心を痛めています。
黒い子はいつも白い子を心配しています。
体が弱い白い子が苦しんでいると、気が気じゃありません。
お互いがお互いを思い合っているのです。
お互いがお互いを大切に思っているのです。

しかし、いつまでもこの状態が続くわけではありませんでした。

日に日に、白い子が疲れやすくなっていきました。
なので、黒い子が表に出て旅をすることが多くなりました。
黒い子が心配して声をかけても、大丈夫としか言ってはくれません。
黒い子にはそれがとても不満でした。

そして、黒い子は気付いてしまったのです。

このままでは白い子は完全に消えてしまうことに。
死ぬわけではありません、この体から存在が消えてしまうのです。
元々、一人の人間が白い子と黒い子に分かれていたのです。
そして、どちらかの存在が大きくなれば、どちらかが薄れていくのです。
白い子が消えてしまえば、黒い子は子の体を独占することができます。
今、白い子が消えかけているのは、黒い子の存在がとても大きいからです。
黒い子にとっては、これはチャンスでした。

けれど、黒い子は焦りました。
白い子が消えてしまうのが、どうしてもいやだったのです。

人を信じられず、ただ強さを求めた少女の集まりが黒い子です。
白い子は、人を信じ、人の為に癒しの力を求めた少女の集まりです。
なので黒い子は誰も信じることができないのです。
唯一、白い子の存在が黒い子の支えなのです。
白い子が表に出て、人々に触れ合うたびに、黒い子の心は穏やかになっていました。
人を信じる気持ちを徐々に取り戻していたのです。
しかし、それが白い子を消す事になるのです。
黒い子が信じる気持ちを奪ってしまうのです。
信じる気持ちとは一つあればいいのです。
なので、白い子の信じる気持ちが必要なくなってきているのです。


これ以上、人を信じ過ぎるのはやめようと、黒い子は思いました。


久々に、白い子の調子がよくなりました。
黒い子は自ら心の中に戻り、白い子を表に押し出しました。
自然が好きな白い子は、久々に自分で見る景色を喜びました。
黒い子も、白い子が喜ぶので上機嫌です。
白い子は森を歩いては立ち止まり、木々を見ています。


ザクリッ・・・。


魔物の爪が、白い子を引き裂きました。
いつもは注意するのですが、あまりに喜んでいて全く気付かなかったのです。
白い子は崩れ落ちました。
それでもなんとか倒れまいと手を地面について魔物を睨みつけました。
黒い子は白い子を戻して、自分が表に出ようとしました。

しかし、でられないのです。

白い子が拒んでいると言うことです。
思いが強ければ強いほど、表にい続けたり心に閉じこもり続けることができるのです。
黒い子は叫びました、このままじゃ死ぬと。
白い子は言いました、それでいいのだと。

白い子も知っていたのです。
自分が消えかけていることに。
ならば、自分が消えてしまえば黒い子がこの体を好きなように使えるのだと。
自分よりよっぽど強くて頼りになる黒い子が残った方がいいのだと。
だから白い子は絶対に心には戻らないと決めたのです。
この魔物を倒しても、きっと自分は傷を癒す体力もなく力尽きるだろう。
そう思ったから、白い子は魔物を倒すか、追い払うかしようとしています。
自分が今消えたら黒い子はいきなり戦闘です。
白い子は黒い子が戦って傷つくのが一番嫌いなのです。

魔物は牙を向けて襲ってきます。
白い子は必死に杖で防ぎます、振り回します。
黒い子はどうにか表に出ようと必死に叫びます。

そして、気付いたのです。

その瞬間、白い子と黒い子が入れ替わりました。
白い子は何が何だか分かりません。
黒い子は恐ろしい顔で魔物を睨みつけると思いっきり槍を振りました。
あっという間に、魔物は槍によって引き裂かれて動かなくなりました。

白い子はどうして心の中にいるのかがわかりません。
黒い子に白い子の思いが負けたのです。

黒い子の・・・この世界から消えたいと言う思いに。

黒い子は、白い子が消えるくらいなら自分が消えればいいと思いました。
白い子が生きていくれるのなら、自分はいらないと思いました。
そう強く強く思うことで、白い子と入れ替わることができました。
その思いは今更止まることなく・・・。

黒い子の体が徐々に光に包まれていきます。

今まで考えたことがありませんでした。
自分からここにいる存在を否定すると言う考え。
そうすることで片方を生かすことができることを。

白い子も黒い子も、心の中にいました。
白い子は、光に包まれ透けていく黒い子に近づきしがみ付きました。
そして私が消えるからと泣き付きました。
黒い子は首を横に振り、頭に手を置きます。
そして笑いました。
今まで見たことの無い、とても柔らかい笑みでした。


強く生きていけ、俺の、一番大切な・・・


白い子が気付いたときには表でした。
もう、心の中という場所はありません。
この体は白い子の物になったのです。
黒い子は何処にもいません。
黒い子の生命力が白い子を癒し、白い子の傷は元通りでした。

白い子には何も残りませんでした。

癒しの力も、強さも、黒い子も・・・。


森中に響く声で、白い子は泣きました。
泣いて泣いて泣きました。
白い子にとっても黒い子はかけがえの無い存在でした。
自分の中の一部が消えてしまったような感じでした。
黒い子の強さが白い子の支えでした。
時には突き放して、時には不器用な優しさをくれる黒い子が大好きでした。
その黒い子がいなくなってしまいました。
白い子は、魔物も気にしず泣き続けました。
無防備な白い子を、襲う魔物は一匹もいませんでした。



君のいない物語


白い子は今、旅を続けています。
いつか、黒い子がまた戻ってきてくれることを信じて。
自分の中の存在を取り戻すために。

しかし、白い子には何も残っていません。
黒い子が消えてから、癒しの力も消えてしまいました。
元々強さがないので、魔物に遭遇するたびに大変でした。
杖を振り回して逃げるのが精一杯でした。
それでも旅を続けました。


そして、絶体絶命のピンチです。
見事に逃げ道もないほどに魔物に囲まれました。
白い子は杖を抱いて震えています。
それでも懸命に杖を振り回します。
弱弱しい魔法を唱えて攻撃するも、全然駄目です。
もう、白い子にできることはありませんでした。
目をぎゅっと瞑り、襲ってくる魔物から身を縮めて最後の抵抗をしました。

ズダン・・・!



痛くありません。
それどころか、何かが何かを切り裂く音が聞こえます。
ゆっくり目を開けました。

槍を振り回し、魔物をなぎ倒す少女がいました。

黒い子です。


全ての魔物が一瞬で動かなくなりました。

白い子は、夢だと思いました。
きっと死ぬ直前の走馬灯なのだと思いました。
そしてそれが幻覚の様になって現実のように見えるのだと思いました。
白い子は何度も何度も目を擦りました。
擦るたびに、どちらかと言うと暖かいものが手を濡らしました。

最後には、目にいっぱい涙を溜めて飛びつきました。
黒い子はしっかりそこにいました。
ちゃんと触れられます。
というより、黒い子の生身に触れるのは初めてでした。
心の中では触れられてる感触がなかったのです。

黒い子は少し不機嫌な顔をしましたが、穏やかな笑みを浮かべて頭をなでました。



二人の互いを思い合う気持ちが神様に届いたのです。
神様は、二人に一つの体を与えて試していたのです。
元々一人だった少女にわざと二人の少女を作り出したのです。
神様は、きっと生き残るために互いに存在を争いあうのだと思っていました。
その予想は大きく外れ、見たことの無い絆の物語を来たのです。
黒い子が白い子のために自らを消したとき、神様は酷く後悔しました。
残酷な運命を与えた自分を恥じたのです。
そこで神様は少しの時間をかけて黒い子を一人の少女にして白い子に返したのです。

白いこと黒い子は一人の少女として確立したのです。



君と歩く物語


黒い子が戻ってきて、白い子に癒しの力が戻りました。
これからは白い子が直接黒い子を癒し、黒い子が自ら白い子を護ることができます。

二人は旅を続けました。

山を通って海を渡り、いろいろな場所を巡りました。

互いが互いのために、彼女達は生きていく。
白い子は優しいけどとっても弱い子。
黒い子は強いけどとっても不器用な子。

白い子と黒い子。


これは遠い昔か遥か未来か、はたまた全く知らない世界の・・・。

小さな小さな物語。
大きな大きな物語。

君がいた、物語。


Fin



(あとがき:無理やり一話完結、しかし書けてよかったです。
いろいろとめちゃくちゃな内容ですけどね・・・)
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