プロフィール
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ゼクティロス
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性別:
女性
趣味:
小説読み書き・絵描き
自己紹介:
基本は「ゼロ」と名乗ってます。
針子志望の学生です。
現在高音域に挑戦してます。(えっ)
悲鳴に近い声が響き渡ってます。(…)
一応物書きしております。
ジャンルはファンタジー中心。
よろしければご覧ください。
針子志望の学生です。
現在高音域に挑戦してます。(えっ)
悲鳴に近い声が響き渡ってます。(…)
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そしてボクらは夢という鳥籠の中…
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少し前にUPしたイラスト、会話内容があります。
書こうと思ったのですが、携帯からは続き表記ができませんので…。
という事で続きに書きたいと思います。
いつもながら続きからどうぞ。
書こうと思ったのですが、携帯からは続き表記ができませんので…。
という事で続きに書きたいと思います。
いつもながら続きからどうぞ。
「姉さん…?」
「えへへ~、また失敗しちゃったかな~?」
溜息が静かに響いた…。
(このままでは姉さんが一生独身だ…)
ナナは本気で悩んでいた。
何故ここまで姉、マイは料理が駄目なのかを。
「…バリスさんにチョコレートケーキを作るんだったよね?」
「うん、綿菓子ケーキみたいになってるけどきっと美味しいよ♪」
ナナは目を細める。
マイが綿菓子ケーキと言った物体に。
どう見ても、いわゆる「よく見る失敗作なアレ」だった。
爆発したような、黒い塊、炭、絵で描けば、鉛筆でぐるぐる描けば簡単だ。
全身煤だらけでいかにも回りに花が飛んでる雰囲気なマイ。
どうやら少しは自信作のようだ…。
「味見した?」
「え!? あげる物食べちゃ駄目よナナちゃん!」
(それをあげるつもりだったのか!!!)
ナナは動揺するのを必死に押さえつけた…。
無理やり微笑んでも見せた。
「もう一度だけ作らない?」
「うーん、じゃあもう一回!」
「じゃあそれ味見しようか」
数分後、マイの悲鳴が聞こえた。
「…本当に、上達したのか?」
「僕はそう思うけど?」
現在、バリスはキッチンにいた。
横にはナナ、目の前にはニコニコのマイ。
その手には、黒い「アレ」。
若干変わったといえば、丸いアラザンのような物がかかっている事だろうか。
多少、可愛く見える気がしないでもない。
しかし、食べられる気は全くしないバリスだった。
「ナナ! 騙しやがったな!!!」
「何のことかな? 姉さんの自信作を食べて欲しいって言っただけですけど?」
「ア・レの! 何処が自信作だよ!!!」
ビシッ!っと音が鳴るほどの腕の速さ。
その指先は、マイの通称綿菓子ケーキを指していた。
ナナはクスクスと笑う。
マイは首を傾げる。
「アレじゃ翼も食わないぞ!?」
「バリスさんが食べればいいですよ、姉さんも喜びます」
そう言うと、二人に背を向けて扉に手をかける。
「ちょっと待て! 何処行くんだよ!!」
「これも、全ては姉さんの為なんですよ」
「あれ? ナナちゃん何処行くの?」
右手を軽く振ると、出て行ってしまった。
恐る恐る、バリスはケーキに目を移す。
どれだけ見ても、食べられるようには見えなかった。
マイは頬を赤らめた。
「あのぉ~…バレンタインに作ったんですけどぉ~」
もじもじと言うマイ、その姿は可愛らしい。
そのせいか、食べられそうに無いものも食べられる気がしてくる。
あくまで、気がしただけだ。
「えーっと…、それ、味見した?」
「さっきのはナナちゃんが食べてくれたんですけど、倒れちゃって…」
(どおりで来た時顔色が悪かったわけだ…)
確かに、ナナの顔に微笑みは浮かんでいたものの、苦しそうだった…。
その時に断ればよかったのかもしれない。
しかし、僅かな期待も捨て切れなかったのだ。
溜息が静かに響いた…。
「やっぱり…これじゃあ食べられませんよね…」
マイがしょんぼりとうなだれてしまった。
やはり、失敗作という自覚はあるようだ。
あまりにもその姿が可哀想に見えたバリス。
どうしたものか…。
「いや、案外食えるかもしれないし…」
「無理しなくていいですよぉ~…」
傷口を広げたようだ…。
ますますどうしたものか…。
目に付いたのは、テーブルのフォーク。
さっきナナが食べたと言っていたから、そのフォークだろう。
思い切って、それを掴む。
ケーキを刺す、口に入れる。
半分無意識、半分必死。
マイは突然の事で呆然。
「あっ…」
マイの言葉を最後に、しばらく音が消えた。
「…意外に食える」
ぽつりとバリスは言った。
「わぁー! 完食です!」
マイが嬉しそうな姿を横目に無言のバリス。
(…どうするかな、味、美味かったわけじゃないんだよな)
普段が倒れるようなものを作っていたため、食べられただけでも奇跡。
「また作りますね♪」
「…え!?」
end
ん、グダグダですね(笑)
「えへへ~、また失敗しちゃったかな~?」
溜息が静かに響いた…。
(このままでは姉さんが一生独身だ…)
ナナは本気で悩んでいた。
何故ここまで姉、マイは料理が駄目なのかを。
「…バリスさんにチョコレートケーキを作るんだったよね?」
「うん、綿菓子ケーキみたいになってるけどきっと美味しいよ♪」
ナナは目を細める。
マイが綿菓子ケーキと言った物体に。
どう見ても、いわゆる「よく見る失敗作なアレ」だった。
爆発したような、黒い塊、炭、絵で描けば、鉛筆でぐるぐる描けば簡単だ。
全身煤だらけでいかにも回りに花が飛んでる雰囲気なマイ。
どうやら少しは自信作のようだ…。
「味見した?」
「え!? あげる物食べちゃ駄目よナナちゃん!」
(それをあげるつもりだったのか!!!)
ナナは動揺するのを必死に押さえつけた…。
無理やり微笑んでも見せた。
「もう一度だけ作らない?」
「うーん、じゃあもう一回!」
「じゃあそれ味見しようか」
数分後、マイの悲鳴が聞こえた。
「…本当に、上達したのか?」
「僕はそう思うけど?」
現在、バリスはキッチンにいた。
横にはナナ、目の前にはニコニコのマイ。
その手には、黒い「アレ」。
若干変わったといえば、丸いアラザンのような物がかかっている事だろうか。
多少、可愛く見える気がしないでもない。
しかし、食べられる気は全くしないバリスだった。
「ナナ! 騙しやがったな!!!」
「何のことかな? 姉さんの自信作を食べて欲しいって言っただけですけど?」
「ア・レの! 何処が自信作だよ!!!」
ビシッ!っと音が鳴るほどの腕の速さ。
その指先は、マイの通称綿菓子ケーキを指していた。
ナナはクスクスと笑う。
マイは首を傾げる。
「アレじゃ翼も食わないぞ!?」
「バリスさんが食べればいいですよ、姉さんも喜びます」
そう言うと、二人に背を向けて扉に手をかける。
「ちょっと待て! 何処行くんだよ!!」
「これも、全ては姉さんの為なんですよ」
「あれ? ナナちゃん何処行くの?」
右手を軽く振ると、出て行ってしまった。
恐る恐る、バリスはケーキに目を移す。
どれだけ見ても、食べられるようには見えなかった。
マイは頬を赤らめた。
「あのぉ~…バレンタインに作ったんですけどぉ~」
もじもじと言うマイ、その姿は可愛らしい。
そのせいか、食べられそうに無いものも食べられる気がしてくる。
あくまで、気がしただけだ。
「えーっと…、それ、味見した?」
「さっきのはナナちゃんが食べてくれたんですけど、倒れちゃって…」
(どおりで来た時顔色が悪かったわけだ…)
確かに、ナナの顔に微笑みは浮かんでいたものの、苦しそうだった…。
その時に断ればよかったのかもしれない。
しかし、僅かな期待も捨て切れなかったのだ。
溜息が静かに響いた…。
「やっぱり…これじゃあ食べられませんよね…」
マイがしょんぼりとうなだれてしまった。
やはり、失敗作という自覚はあるようだ。
あまりにもその姿が可哀想に見えたバリス。
どうしたものか…。
「いや、案外食えるかもしれないし…」
「無理しなくていいですよぉ~…」
傷口を広げたようだ…。
ますますどうしたものか…。
目に付いたのは、テーブルのフォーク。
さっきナナが食べたと言っていたから、そのフォークだろう。
思い切って、それを掴む。
ケーキを刺す、口に入れる。
半分無意識、半分必死。
マイは突然の事で呆然。
「あっ…」
マイの言葉を最後に、しばらく音が消えた。
「…意外に食える」
ぽつりとバリスは言った。
「わぁー! 完食です!」
マイが嬉しそうな姿を横目に無言のバリス。
(…どうするかな、味、美味かったわけじゃないんだよな)
普段が倒れるようなものを作っていたため、食べられただけでも奇跡。
「また作りますね♪」
「…え!?」
end
ん、グダグダですね(笑)
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